日本のリサイクル現場に今、何が起きているのか?
こんんちは!
石塚工業の広報チームより、
日本のリサイクル市場について報告させていただきます。
本日も、石塚工業とJushin Eco Solutions様とZOOMにて打ち合わせを実施しました。
開発の課題や展示会の準備状況などお互いすり合わせを行いました!7月7日~8日にかけて
韓国へ訪問し、実際の「PETRO」の最終確認を行います。楽しみですね
〜資源循環における「見えにくい課題」と、私たちができること〜
日本ではペットボトルのリサイクル率が「85%」を超えていると報告されることがあります。
しかし、その数値の裏側には、一般消費者には見えにくい課題が存在します。
たとえば、実際にボトルからボトルへと再生される「ボトル to ボトル」の割合は、まだ全体の3〜4割程度にとどまっているとも言われています。回収されたペットボトルの多くは、選別や再処理のコスト・設備の問題から、燃料や繊維、その他のプラスチック製品に回されてしまうのが現状です。
また、コンビニや商業施設では「異物混入」の課題も深刻です。ペットボトルと一緒に金属製のキャップや中身の残った飲料が混入することで、リサイクルの品質が下がり、処理コストが上がってしまうという問題があります。
さらに、回収ステーションの運用にかかる人手不足や分別ルールのばらつきも、地域間での格差や非効率なオペレーションを引き起こしています。
無人回収機という「選択肢」
このような状況の中、私たち石塚工業は、韓国のJushin Eco Solutions社と提携し、無人ペットボトル回収機の導入プロジェクトをスタートさせました。
この機械は、ユーザーがペットボトルを投入すると自動的に材質や形状を判別します。
また、キャップ・ラベルの除去や内容物のチェック機能など、再資源化率を向上させる仕組みが多数搭載されています。
ポイント還元の仕組みも搭載されているため、リサイクルした人のモチベーションも高めてくれます。(日本のポイントへ還元出来るように調整中)
「誰が、いつ、どこで、どんな資源を出したか」が見える社会へ
リサイクルは「回収して終わり」ではありません。
真に循環型社会を目指すのであれば、「誰が、いつ、どこで、どんな資源を排出したのか」というデータを見える化し、分析・改善につなげていく必要があります。
無人回収機は、そうした「次世代の資源インフラ」の起点となるものです。展示会でもお披露目予定です
この取り組みは、2024年9月の展示会にて初公開予定です。
実機のデモンストレーションや、自治体・法人向けの導入相談ブースもご用意しておりますので、ぜひご来場ください。
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▶今後の更新予告
次回のブログでは、「無人回収機の主な機能と特長」についてご紹介します。お楽しみに!